ヤクザと恋愛



「セイナ、どうした。顔が暗いぞ。」


自分の席に座ると、陽くんが話しかけてきた。

あの日以来、陽くんはずっと話しかけてくれる。



初めて私は、人前で涙を流した。




それから、陽くんは私の大切な人になった。
特別な感情かどうかは、分からない。



「何にもないよ。」


「…そうか。でも、何かあったら絶対に俺に言え。いつでも、お前の味方だからな。」



「ありがとう。」

私はそう言って小さく微笑んだ。






< 22 / 164 >

この作品をシェア

pagetop