ミルク時々S



「あ…そ、です…風邪です…」


わーっ噛んじゃった!
恥ずかしいよーっ!

脳内であたしが口々に叫びだす。


きっとかおにもでていたんだろう。


目の前の先輩は怪しげに目を細め顔がひきつっていた。



「ふーん。それにしてはなんか元気そうだね」


「……え、あ、そうですか?」



意味もなくスカートの裾をいじってみる。


「いいよ、敬語使わなくて」


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