そら。―HAPPY STORY―



「あたし、玲くんを気遣う香と、香を心配する玲くんが、大好きだよ」









無音。







小さく、風を切る音が耳に届いた










でもやっぱり、無音だった


















彼女は言った










ばいばい、香。















夏美は本当に



幸せそうな笑顔だった。








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