そら。―HAPPY STORY―
憎い、どうしておれには、などという思いはとうの昔に捨てた。
昔を後悔したって今は変わらないし、自問をしたって答えはない。
今はなにより、妹がいる。
俺が守らなければならない、大切な妹の光が。
「お、きみカッコイイね♪一緒に女ナンパしに行かね?」
肩に、誰かの手が置かれる。
その声の主を振り返り文句をつけてやろうと思い―――
声の主が、この世のものとは思えないくらいの美男子だということに、気がついた。