そら。―HAPPY STORY―

途端に、周りの視線に気づいた俺は、口をふさいだ。



ついテンション上がっちまった…。


「…ふふふ。可笑しいのね、井野崎くん」



え。


夏美が

夏美が―――俺を見て、笑ってる?


ま…まじで!?



「超嬉しいぜ!!店員さんケーキ4つ!!」


「はっ…はい!」



嬉しい。

夏美の可愛い、天使な笑顔を見ることができて。


最高に、もしかしたら人生最高に幸せだ。








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