夢見た日から


帰り、玲斗を見かけた。




声をかけろ、と昨日の夢に言われた気がして声をかけた。




少し驚いた様子だったけど、すぐに優しく笑ってくれた。




「昨日、玲斗の夢見たよ?」




「どんな?」




「秘密」




「なんだよ。まあ俺も彗の夢見たけど。」





「どんな?」




「どうしよっかな~」




「お願い、教えて!」




玲斗の目に自分がどう写ってるのか知りたかった。




「しょうがねぇなぁ」




そう言って頭を軽くかいた玲斗が発した言葉は。




「あんね、俺と彗が付き合うの」




!!!!!!!!!!!





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