姫と王子のらぶらぶ日和。【完】
彼は女子にも人気がある




人気者の彼に彼女にしてもらい始めた頃は、・・それはもうすごかったよ




・・今思えば、あれが私たちを目立たせた原因だったのかもしれない





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それはある日の放課後のこと




『ねぇ、王子様はみんなのものなの。あんただけのものじゃないんだけど?・・それに、あんたなんか王子様には釣り合わないよ、可愛くないし、ちっちゃいし』



『早く別れてくれないかなぁ?』



女子が私を侮辱するような言葉を投げかける




『別れないよ。・・王子は姫のだもん』




『はぁ?何言ってのぉ、あんた。遊ばれてるって事にも気づかないなんてかっわいそー』




『王子はそんなことしないもん』


『・・あんた生意気なのよ。ていうか、なに王子様のこと呼び捨てにしてるわけ?調子乗ってんじゃぁないわよ!!』



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