姫と王子のらぶらぶ日和。【完】
いろいろな種類の香水が混ざり合ったような悪臭に、これまた臭い汗の匂いが鼻についた


気持ち悪い


私はこの匂いは好かない


だから私は、香水なんて付けない


王子だって、香水の匂いは好きじゃないって言っていた


私のシャンプーの香りがする髪が好きだと言ってくれたときは、それはもう、本当にうれしかった


....ううん、王子のことを考えるのはやめよう


いくら考えても、つらくなるだけ





胸は、もう張り裂けそうなくらい痛かった
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