影に日向に。執事ごっこ~みらくるっ~
「遊季ちゃんは、本当に。日向くんが大好き何だね~」


春季ちゃんは、あたしの双子の妹。


栗色のふわふわの腰まである髪の毛。


一卵性のあたしの可愛い、妹。


「まあまあ。さぁ。お嬢様、坊っちゃん。そろそろ、朝食にしませんと。学校に遅刻してしまいますよ?」


玲が言った。


「…ふん。玲、嫌い。あたしよりも、お父様が好きなんだ。」


「おっお嬢様…。」


玲が慌ててる。


「あの…私は、執事ですから…。すいません。」


「まっまあまあ。玲さんは悪くないですよ?玲さんは、遊さんのお父さんに雇われてるんですから…。仕方ないですよ。」


なんて、ひな。


取りなすみたいに、笑ってる。
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