隣のナイト幼なじみはヤンキー
「オレのこと、なんか言ってた?」


「今度ウチに挨拶に来なさいって……あっ、そんな言い方じゃなかった。

リキとウチでゆっくり話したいな~って。ほら、最近全然話してないし!?」


面倒くせぇとか思われたら、大変!


ホントにリキと付き合えなくなっちゃうよ。






「おじさんと何話せっつーの?しかも、あんなとこ見られたあとに、気まずいし」


ま、そぉなんだけど。


「リキ……どうして昨日、パパに弁解してくれなかったの?」


「弁解もなんも……。花梨とヤらせて下さいってお願いすれば良かった?」


「そーじゃなくてっ」


「あの場でなんて言うわけ?」


「気軽な気持ちなんかじゃない……って、それだけでも言ってほしかった……」


勇気を振り絞って言ったのに、リキは急に自転車を止めた。


キキーッ!!


っていう音と共に、あたしの声はかき消されてしまった。



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