隣のナイト幼なじみはヤンキー
学校帰り、夢について行くことになった。


2対2なら、昨日よりか落ち着いて話せそうだし、


そんなにいい人なら……もしかして、一目惚れとかも、ありえるよね。


フフッ、楽しみ~!


あたしは昨日のことをすっかり忘れ、今日の出会いにときめいていた。


「あたしたちに、ご飯おごってくれるみたい」


「えーっ、そうなの?」


「うん」


「……へぇ。夢の彼氏って、すごいよね。指輪もだし、車だって」


「実はね~。最近、塾講にコクられてて、そっち行こうかなってポロッと言ったら買ってくれたの。

あっ、車はお父さんに買ってもらったみたいだよ?」


「えーっ。前に言ってた、イケメン講師!?すごーい。夢って、相変わらずモテるよね」


年から年中モテないあたしとは、えらい違いだぁ。


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