満員電車の君
――あっ、いた…。



窓から洩れる朝の光りが眩しいのか、本を読みながら目を細めている。 



そんな姿も、たまらなくカッコいい!



気持ちは、早く、彼の元へ――と、急くばかり。
 


今日のあの人の服装は…… 


ダークグレーのスーツに、水色のシャツ、そして、同系色のレジメンタル柄のネクタイ。 



遠くからでも、彼を見つけることは容易だった。 



やっぱり、今日も、あの人は素敵だ。 




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