満員電車の君
「あ、あの……」



声にならないような声を発するが 



どうやら、彼の耳には届いていないらしい。 



いつの間にか、人の流れに沿って、二人ともホームに降り立っていた。 



驚いた顔で、彼を見上げると―― 




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