お隣りさんlover

誘惑の先生








「………断ろうか?」

「え?」






渓ちゃんは私の顔を覗き込んでそう言った


渓ちゃんの部屋に来るといっつもはしゃぐ私が今日は静かだから、

私がバイトの事気にしてるのを感じたみたい






単純だからすぎバレるんだな、私







「だ、大丈夫だよ?」

「…ふーん?」

「ちょっ…何で笑うの!?」

「全然大丈夫じゃねぇ顔してんだもん、奏」






どツボ。

だ…大丈夫じゃないけど

大丈夫って言わざるを得ないっていうか…


私に止める権利はないっていうか…


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