お隣りさんlover

理想の人





気がつけば渓ちゃんの腕で眠っていた

時間はもうすぐ10時





それに気付いた渓ちゃんは私を起こす




「奏、奏、起きて~」

「ん…………」

「立てる?」

「うん……立てる」





前みたいな身体の重みとかお腹の鈍さとかは無くって

血も出てなかった




…気持ち良かったなんて


私ってエッチかなぁ…





「渓ちゃん………

私渓ちゃんの事好きだよ?」

「ん、分かってる」



「また…してくれる?」







私は…何を言っているのか分かっているのだろうか



また抱いて下さいって


そう言ったんだよね?


今のは私じゃない
影の私だよ、二人目の私だよ


私が言う訳ないよ…





いきなり恥かしくなって来た。


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