お隣りさんlover
終わり
今年の大晦日はいつもと違った
毎年お姉ちゃん夫婦と結亜がうちに来て一緒に年を明けてたから
今年はなんか少しもの寂しい
「今年は家族も増えたしね
家で団欒もいいんじゃない?」
「そうだね」
そうは言っても賑やかなのが好きな私には何か物足りない
いきなり一人になった気がした
ぼんやり窓の外を眺めると
少し雲に隠れた月が私を見ていた
お前は何をやっているんだ?
ちゃんと大人になっているのか?
今のままでいいのか?
不思議とそう問い掛けられているような…
不思議な感覚だった