お隣りさんlover





「あ…そうだ」



私はふと思い出して鞄を開けた




「渓ちゃんにね、渡すものがいくつかあるの」






ずっと大事にネックレスに通して持ってた指輪と今朝お母さんに渡された包み

やっとで渓ちゃんの元に渡る



「こっちはお母さんから
卒業祝いだって」

「おばさんから?」




渓ちゃんは一旦車を停車させた



私も何か分からない包みの中身

お母さんは何を用意したんだろう…






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