ヤキモチなんて、全然美味しくないしね。

君の足音。
もう、足音できみを判別可能です。

電話、終わったのかな。


「ごめんごめん、」

顔は上げない。
ヤキモチ焼いてる顔、見られたくないもん。

「…明日の部活のことでね、って聞いてる?」

ちょっと困ったように、あたしに聞く。

「聞いてるー」

顔を上げる。
ぐちゃぐちゃになった髪を直す。

「で、俺は連絡係という名の雑用係なので、明日のことを色々打ち合わせしてたのです」

聞いてもいないのに、事細かに報告してくれる彼。

いつも部活で忙しい君。

悔しいけど、部活頑張っている貴方が好きです。なので、ヤキモチやくのはやめます。

それに、今の君は、私だけのものだもんね。

これ以上何を求めるっていうの。


「よっ!頑張れ雑用係!」

「マジでThe雑用係だからね」

笑うきみ。

ああ、なんて些細で、大きな幸福だろう。




*ヤキモチなんて、全然美味しくないしね。*
< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

今日は、いい天気だ。
キリナ/著

総文字数/1,098

恋愛(その他)4ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
*短編* 朝日がまぶしい。 なんでもない、一日のはじまり。 おはよう。 *今日は、いい天気だ。* 2012/09/30
部活後サイダー
キリナ/著

総文字数/450

恋愛(その他)1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
*短編* そんな、部活帰り。 先輩、それは反則です。 *部活後サイダー* -special thanks- 春村コウ様
とても微かな愛の言葉を。
キリナ/著

総文字数/3,461

恋愛(実話)15ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
*短編* 覚悟していた日が迫る 泣かないよ。 送り出すの 最大級の笑顔で “だいすき” を、込めた 『いってらっしゃい』 *とても微かな愛の言葉を。* 曖昧シリーズ 単発は、これが最後です。たぶん。 半歩といえど、 大きな前進。 2012/04/01

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop