。・*・。。*・Cherry Blossom Ⅱ・*・。。*・。



んぎゃぁあああああ!!!


し、死体が…い、生き返ったぁ!!


「お、お化けーーー!!」


思わずあたしは叫んだ。


「アホぬかせ!俺ぁまだ死んでねぇ!!」


背後の戒は強引にあたしを振り向かせると、両手を襖に突いた。


戒の密着した体から体温を感じる。戒の香りを感じる。


こ、今度こそ…に、逃げられない…?


「いい度胸だな。新婚初夜に俺様を殺すたぁ」


戒が額に青筋を浮かべて、あたしを睨み降ろしてきた。


す…すっげー怖い……


「し、死んでないじゃん。でも、確かにさっきは息してなかったし、心臓の音も…」


「俺ぁ心肺機能を自由に停止させられるんだよ」(※通常の人間には不可能です。あくまでフィクションなので(^_^))


に、人間業じゃねぇよ!!


戒の目がきらりと光を帯びた。


ぎくっとしてあたしは思わず顎を引いた。


戒の顔がそれを追いかけるように迫ってくる。


爽やかなミントの吐息を間近で感じた。






「いい度胸じゃねぇか。今日はたっぷり可愛がってやんよ。



覚悟しいや」






んぎゃ~~~~!!!!






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