無題




「ねえ、なんでそんなに私に絡む?」

急に俺に質問してきた。


「あ?・・・面白いから・・・俺の素だって見たことあるんだし・・・?」

「あっそう・・・私で遊ぶのには構わないけど、女子が多い前でやるのはやめてくれる?」

「なんで?」

「女子の視線が痛いから それに、 あんたのせいで、女子から苛められるなんて時間の無駄だから」

「でも、それつまんないから・・・」

「あなたは、私になにがしたいの?」

「別に? ああいう女子はもう飽きたから・・・ナオみたいなほかの子で遊ぼうと思って」

「あっそ・・・じゃぁ、わかった・・・」

それで、何がわかったんだよ・・・。

つーか、気が付いてくんないのはそれはそれで寂しいね・・・。


実は、こいつと会ったのは、去年のここの文化祭。

勿論、俺は、こんなに猫かぶった真面目ちゃんでもなかった。

世間一般で言われる、不良っていうやつで・・・。

その時にこいつを見たんだっけ・・・。

まぁ、その当時の俺たちの目当ては、こいつの隣にいた女だったんだけど、

面白半分で、こいつらにナンパしたときにこいつ半端なく不機嫌だったんだっけ・・・。



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