無題




結局、俺も面倒になって絡むのはやめて、ふらふらしてた。

そして、校舎裏でこいつを見つけた・・・。

本開いたまま、シャツを第2ボタンまで開けて、寝てたけど。

んな地味子がそんなに開けて何がしたいんだよ・・・って笑ったけど。

ついでにその当時、
かっちり三つ編みして、メガネかけてた、昭和の学生のようなこいつを見ると
どうも取りたくなって、寝てる間にとってみた。


どんな地味な顔してんだろー・・・なんて思いつつ。


結果は、、、大いに外れたけど・・・。

三つ編みとメガネからは想像もできないような顔をしてた。

さらさらの髪に、真っ白い肌に、紅い唇、すべてが整ったパーツだった・・・。

「っぇ・・・」


そりゃ声も出るわ・・・・。的なね?

そのままでいる方が絶対に、、、隣にいた女子よりも可愛い・・・素直に思ったけど。

なんて考えたら、俺の心拍数が一気に上がった・・・。

おいおい、何俺 顔さえよければ誰でもいい的な?

まぁ、外れてもないんだろうけど・・・。

結局は、俺はその場を動きたくなくなって、こいつが起きるまでずっとそこにいた。

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