不器用な君、一途なあたし

入学式の日…


「あれ…?ここどこだろ…?」

入学早々道に迷ってしまったあたし
いつの間にか友達とはぐれたみたい…

なんだか泣きたくなってきた…


「何してんだ…?」

その時男の子の声がして顔をあげた

「星鈴高校の…1年?同じか…」

男の子は何かをぶつぶつ呟くとあたしの手をとって歩き出す

「えっ…あの…」

「俺も1年だから、一緒に行こーぜ
お前、迷ってるみたいだし」

その言葉で顔を真っ赤にした

それを見て彼は優しく微笑む

…一目惚れをした

彼の優しさと笑顔が…

忘れられなかった…


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