不器用な君、一途なあたし

朝木の手は真っ赤に腫れ上がってて見てて痛々しかった

「あ、ずっとドアめちゃくちゃに叩いてたからかな?」


朝木は笑って言う



けどそれが逆に辛い…





俺は朝木の手にそっと自分の手を重ねた


「笑うなよ…」



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