素直になれば


「でも…。でもさ…。」





「時間が合う時は、依緒と帰ったりしてるし。里愛は心配いらねぇから。」




「うん。ごめんね。」





ダメだ、あたし。
でしゃばりすぎたよね…。



「なにあからさまに落ち込んでんだよ。ほんっと、お人好しだよな!」




秀は笑いながら、あたしの頭をクシャッと撫でた。





「別に!あたしは落ち込んでないけど?秀の方こそ、依緒ちゃんに愛想尽かされないようにガンバりなさいよ〜!」




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