誠-巡る時、幕末の鐘-



――その頃




「ハックシュン!!」


「大丈夫かい?」


「はい」


「誰か雷焔君の事を噂しているようですね」


「誰だってんですかね。まったくこっちの迷惑も考えろって」




近藤や山南、響と先に楽しく食事をしていた奏であった。


……待つ気はさらさらなかったらしい。


お腹が減ったのだから仕方ない。


我が道をどんどん突き進む奏であった。



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