なんでやねん。



「はい!完成で〜す」


つばさは改めて鏡を見た。

写真の髪型とまったく同じの
自分がいた。

言われなければ、
女とはわからないほどに
変身していた。


「きゃ〜!イケメンですね!!」

うん?なんか聞いた事のある
フレーズ…と思いながら
自分でも内心イケメンだと
思っていた。


「お会計5600円で〜す」

レジで会計をしていると
美容師さんが

「井上さん、女って秘密にして
 ジャ○ーズ入っても
 バレませんよ!」
と言ってきた。

つばさは、

(これからそんな風になるのよ…)
と思いながらも、
あはは〜と笑い流した。



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