木の葉流星群
「おい海里。」

部屋を開ける圭太。
海里は眠たい目をこすりながらベッドの布団をよける。

「ん~…何?」
「お前。朝飯当番。」
「はっ!しまった!!」

圭太は仕事が忙しい。
だから海里が当番制でご飯を作る。

「お前。起きるの遅すぎ。」
「うっさい。もう圭太のご飯なんて作ってやんない。」

パジャマを脱ぎ捨てながら制服に着替える。

「おい。」
「何?」
「お前そろそろ圭太って呼ぶのやめろ。」
「なんで?」

圭太はふぅっとタバコの煙を吐く。

「血が繋がっているだろ。お父さんと呼べ。」
「やだ。だって年そんなに離れてないじゃん。
 あたし15。圭太32。」
「馬鹿野朗。離れているじゃねーか」

海里は膨れっ面をして部屋を出た。
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