木の葉流星群
翌朝海里と圭太は学校へ向かった。
コンコンコンと校長室の戸を叩き
中へ入る。

「こんにちわ。」

校長先生は頷く。

「何の用件で…?」
「単刀直入に言う。」

圭太は校長を睨みつけて言う。

「お前ら生徒にどんな英才教育してんだよ。」
「それはどういう意味で?」
「お前らの学校づくりの方針ってよー言ってみろよ。」

校長はずれ掛けためがねを掛けなおす。

「イジメのない学校作りですが…」
「できてねーんだよそれが!」

圭太は校長の胸座を掴んで言う。

「け…圭太駄目…!」
「うっせぇ!俺の大事な一人娘がお前らの
 アホ生徒にイジメられてるのが分からねーのかよ!?」
「そ…それは…」

圭太は言う。

「お前校長失格だな。おいお前苛めた生徒の名前は?」
「え?あ…佐田京香率いる軍団…」
「だそうだよ。佐田って此処の学校の理事長の娘らしいな?」

圭太はニヤっと笑い言う。

「このイジメについて全国へばら撒いたらどうなるんだろうな?お前らの学校破産してしまうぞ…?」
「そ…それだけは…!」
「あ?だったら理事長とそのアホ娘呼んで来い。」
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