重なる平行線
ガシリ、頭を掴まれた。
こ、この優男、最初は優しくしといて、後から金とか要求する輩か…!?
「お、前、」「――は?」
「―…み、ずき?」
確かに私は美月だけども。
知り合い、にいただろうか。男子の知り合いはそんなに多くないので、知り合いだったら直ぐに判るけど。
この人の記憶は頭にない。
「何で、え、女、はぁ?」
何か動揺している優男君。何をそんなに驚いているのだろう。
そして私は女だが何か。
というか、いい加減掴んでいる手を離してくれないだろうか。
…ポテトが冷める。
「…あの、そろそろ手をはな「おーい」