狼くんの獲物
プロローグ
当たり前のように毎日が過ぎている


…つまんない…

そんなことを考えながら、甘香このみ╂あまか このみ╂は教室の机に向かい考えていた。

「何考えてんの?」

不意に声をかけられて戸惑ってしまう。

「ふうが!?」

ふうがと呼ばれた月野ふうが╂つきの ふうが╂は、笑いながらこのみの顔を覗いていた。






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