WHITE~愛しき友よ~《戦争哀歌【BL】》
天人の短歌は本当に…僕の胸を打つ。



僕の脳裏にも二人で黙って家を抜け出して…見に行った沢の蛍の思い出が甦った。



僕の幼い思い出の中にはいつも…天人が居た…



同性だけど……ーー



僕は天人に憧憬の念を抱いていた。



でもそれは友情……



しかし…身体の奥の奥には…友情とは違う愛情が眠っていた。



例え…明日逝く命だと分かっていても…口が裂けても言えない言葉。



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