【完】好きじゃない。
椎葉と目が合えば、椎葉は優しく笑った。
「こらぁ!! チャイム鳴ったぞ!!」
「やばぁ、次数学じゃん」
「戻ろー」
女の子3人は自分の席についていく。
「良かったじゃん」
「ぁ、うん…」
「三吉さ、良い奴なんだし、もっと積極的になってもいいんじゃね?」
「…頑張る//」
それから、できるだけ話に入るようになった。
クラスの女の子の名前も全部覚えたし。
そして、
あたしは椎葉が好きだと、
自覚した──。