幼なじみ
すれ違い・・・

悠斗と喧嘩して、2日がたつ
「はぁ~・・・」ため息つくのコレで何回目だろう・・・
数え切れないほど、今日はため息をついた

「みなみ?どうしたの、朝からズーッとため息ばっかりだよ?」
確かに、朝から千佳に「おはよう」と言ってからしゃべっていない・・・
千佳に心配かけちゃ駄目だよね・・・

「ううん、何でもないよ?」
本当の事は口せず
千佳に嘘をついた

「?そお・・・何かあったら私にいってね??」
千佳は優しいな・・・だからもてるんだよ・・・
「ありがとう・・・」

一日をボーっと過ごしてしまった・・・
授業の内容も頭に入らなかったし・・・もぉ・・・最悪

そんなことを考えながら
トボトボ歩いていると後ろの方から声が聞こえてきた

『もしもし?瑞希?俺、今日なんだけどさ、いけない・・・用事ができたんだ・・・』
悠斗?瑞希??
瑞希って人私たちの学校にいないよ!?
男の子?それとも女の子??

頭の中がグチャグチャだよぉ~(泣)

『うん・・・うん・・・今度、会えるから・・・またな』
悠斗が電話を切ると
こちらへ歩き始めた
「あ・・・、悠斗!昨日はゴメンね?確かにただの幼なじみだもんね・・・」

あ・・・私、余計なことまで言ってる・・・
私、馬鹿だぁ・・・

「そこまで言わなくても・・・俺も、悪かったし・・・じゃ・・・」

それだけを言い残すと
悠斗は去っていった・・・

なんとなく、喧嘩してから 悠斗が冷たくなったような気がする・・・

何でだろう・・・胸の奥がチクチクする・・・


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