僕らの瞳にうつる世界。


だから凄くびっくりしたんだよ。

あっくんが事故にあったって聞いて。


なにかが心からストンッ――と抜けたような感覚だった。


あたしが病院に着いた時にはもう、あなたは危険な状態で。


いつ逝ってもおかしくなかった。



『ゆ…い……』



あなたの最後の、最期の言葉は―――…



『ご…めん…な……』



謝罪の言葉だったよね。


あたし、許してないよ……?
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