GOLD BOY


「離して!!」



ぎゅうぎゅうと男の体を押す。


「ん~…。」



それに比例するように強く抱き着いてくる男。



誰と勘違いしてんだコノヤロー(泣)



「ん~…」



「っ…。」



このままじゃヤバい…。



あたし帰れないし…



どうしよう…



「あっ!!」



考え込んでいたら、ふいに男の携帯が目に入った。



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