誰もいない姫の屋敷。




君は孤独な感情がない少女。


でも、君には僕がいるよ。

君には誰にも映らないけど
君を想う僕が隣に居るんだ。



「今日は姫の誕生日だよ」


君は知らない、大切なこの日


「姫…、おめでとう」


君は今日も窓の外を見る。





どうして君は、



「姫の、声が聞きたい…」


言ってはいけない、僕の本音



君はまだ、僕の存在に気づかない






憂鬱な君の横顔。






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