£神様からの贈り物£(完)
しばらく、私と彼はお互いを見たまま固まっていた。
その沈黙を破ったのは、彼だった。
「君は、どうしてここにいるの??」
そう言いながら、一歩一歩こちらへと歩いてきた。
どうしてと言われても…
ここは…
「私が好きな場所だから…」
私の目の前に来て、彼の足が止まった。
私より背の高い彼の顔を見るために、顔を上げる。
彼は感情のこもっていない瞳で私を見下ろしている。
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