痛み
だから、安心して眠った
「ぅん………」
喉乾いた…
起き上がるとソファにもたれて
諒が寝てた
「…ありがと」
焦げ茶色の猫ッ毛の髪を触る
可愛い…
起こさないように起きて
キッチンへ向かう
「柚…?」
寝起きの掠れた声が聞こえた
「諒、おはよ」
「……………ぁ
体温、はかった?」
あ。
忘れてた。
体温計をだして体温をはかる
「さがってる、ありがと」
諒のとなりに座る
まだ眠そうに目を擦る姿に
またキュン