GAP-Girl×DJ-
反省会はしんみりして終わった。

エリちゃんは反省した様子で帰っていった。


直後にあたしの携帯が鳴った。


《着信:080・・・》


「はい?」

「俺わかる?昨日のタカヒロ!!」

相手は、イケメンの一人だった。

「うん分かるよ!」


それから世間話みたいなのをして、今度二人で会おうと誘われた。


ちなみに広瀬(タカヒロ)さんは27歳。

見た目が若いだけで意外に三十路が近い人だった。

27歳だけに、苗字呼びにした。


広瀬さんは昨日のクラブで流れた曲の多くをプロデュースしているちょっと偉い人らしい。

曲をプロデュースということはつまり・・・


いっちゃんと繋がっている。

フライヤーとの話をする時があるため、ヤス君とも繋がっている。

あたしがクラブで出会った人とはほとんど顔見知りのようだ。


そんな人がなんでこんな小娘にナンパなんか・・・。

まあちなみにあたしのこと、20歳だと思ってるみたいだけどね。


「・・・別にいいよ・・・。」

即答ではないけど、二人で会う約束は一応取り付けてしまった。

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