days



・。゚:゚.・゚::・。゚.・.゚::・゚。・゚:・



あたしは知らなかった。


そんなあたし達のやり取りを、遠くから屋良くんが見ていたことを。




あたしは知らなかった。


「……あんな表情、するんだな」


と、呟いた屋良くんを。




・。゚:゚.・゚::・。゚.・.゚::・゚。・゚:・
・。゚:゚.・゚::・。゚.・.゚::・゚。・゚:・



きっとあたしは、人を傷付けてばっかりの人間なのです。


自分が、傷付いたと感じる以上に、人を傷付けていました。


だから、苦手なのです。


あたしは、人を傷付ける天才だから。


これ以上、人を傷付けたくなかった。


だからきっと、人と深く関わるのが、今でも苦手なのです。




・。゚:゚.・゚::・。゚.・.゚::・゚。・゚:・
・。゚:゚.・゚::・。゚.・.゚::・゚。・゚:・



< 59 / 101 >

この作品をシェア

pagetop