別れた二人
うわ・・・ちょっと歩いただけなのに・・・
制服も、ローファーもグチャグチャ
制服がピタッと張り付いて気持ち悪い・・・
「・・・なにしてんの」
激しい雨音ではっきり聞こえなかったから一瞬幻聴かと思った。
でもその言葉と同時にあたしにあたっていた雨粒が止まったから幻聴ではなかったみたい。
透明なビニ傘がちょこっと視界に入って、振り返ってその声の主に視線を向ける。
「なにしてんの・・・風邪・・・ひくぞ?」