涙を拭いて。

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「亜恋!」


声のする方をみるといたのは燐夏。


「何?」


「今朝ありがとう。」


「何が?」


「憐夏のこと。」


「あぁ…別に俺何もしてないから。」


「織田先生に聞いたの。もう憐夏家
帰ったから。病院に行くようにも
伝えたみたいだから。」


「そっか。」

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