先生と教官室

誤解





―――――――……



ねえ先生、どうしたらいい?





私は何を信じたらいい?





私ね、昼放課になって不安はあったけど、やっと全てがはっきりできる…そう思って教官室に向かったんだ。





でも、直ぐに行かなきゃよかったって後悔した。






ごめんね先生。







盗み聞きするつもりは無かったんだ。






『私と結婚して下さい。』






その言葉を偶然聞いてしまった時、ビックリしすぎて動けなくなってた。






混乱して。






何が起きているのか把握出来なくて。






ただただ教官室の扉の前で立ち尽くしていたの。








そんな時にね、






「片瀬さん?どうしたの?」







「あ、進藤…先生…。」







後ろから進藤先生が私に声をかけてくれた。









< 134 / 391 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop