先生と教官室

甲田先生と秋山先生





―――――――――……





あれ、ここは…。





目を開けると、そこはとても見覚えのある部屋だった。





とゆうか…私の部屋だよね?





え、何で?





あ、あれ?本当にここ私の部屋だよね?





…うん、そうだ。





この布団は毎日使ってる物だし、部屋の配置もいつもの風景だ。






自分の部屋をどこかと間違えるはずがない。






でも…でも…学校から家までの帰ってきた記憶がない。





もしかして無意識のうちに帰ってきたのかな?






いやでも、そうしたら少し位記憶が………ガタタッ






「…え?」




今、何か下から物音が…。





ちょ、まさか泥棒じゃ!!?





近くにあった一番重たそうな本を手に、急いで階段に向かう。





でも……




グラッ





またあの時の感覚が私を襲った。






バササッッ





本が手から滑り落ちた音と共に、自分の身体も傾き始める。






あ、倒れ…







「……………………。」








ない?




















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