《完》DEVIL'S SWEET 〜天使の憂鬱〜
注意深く開いて中を見ると
そこには覚えのない23区
内の住所が書かれてる。



(最後の数字は部屋番号?

これって――
もしかして――…!?)



これ以上ないってくらい、
ドクンと鼓動が跳ね上がった。



あたしは震える掌を、
ギュッと握りしめて。



その、冷たい金属のぬくもりを

もう一度、確かめた――。





     ☆☆☆☆☆



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