リフレイン〜3rd Season〜

「何よ…あんた自分の出しなさいよ」




あたしはなんだか照れ臭くてミネラルウォーターを持ったまま俯いた。




なんで裸で出てくんのよ…////。




服を着てしまうと分からないけど、健太の体は程よく引き締まった筋肉に覆われている。




てか昨日の夜あれだけ見たのにドキドキしてるあたしもどうよ…。



「素直じゃないなぁ〜朱里ちゃんは♪」




健太はそう言うと、いきなりあたしを後ろから抱き締めてきた。




「きゃっ……な、に…?」




あたしは突然のことに悲鳴を上げた。




「ぷっ。朱里マジ可愛い!ま、ベッドの上では格別だけどさ」




そのままあたしの耳にキスを落とすと、あたしの手からミネラルウォーターを抜き取った。




「あ……」




「やりぃ♪いただきます♪」




健太は勝ち誇ったように笑うと、ミネラルウォーターを飲み干した。




けど…こんな些細なことがあたしの幸せだったりする。




ずっとずっと、この幸せが続けばいいな…。





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