リフレイン〜3rd Season〜
あたし自身の決断

「――悪いな、水樹。いきなりあんなこと言って」




桐島ちゃんがあたしに謝りながらコーヒーを持ってきた。




「ううん、気にしないでよ!全然大丈夫だから♪」




今、あたしは美姫と桐島ちゃんが住むマンションにいる。




「水樹……あたし、焦っちゃっててあんなこと言ってしまったの。本当にごめんなさい」




美姫は美優ちゃんを抱っこしながら言ってきた。




「大丈夫!焦ることくらい、誰にでもあるよ!」




美姫は1人で溜め込んじゃうことあるから…




「……あのな。確かに美姫が昨日ああ言ったように…今のSATは戦力不足だ。俺は水樹がSPに移動してから……SATの指揮官としてやってきた。けどな。やっぱり足りないんだよ、隊員が」




「隊員が……」




桐島ちゃんはコクリと頷いた。




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