リフレイン〜3rd Season〜
「健太、分かったから…別れるなんて、言わないから……今は離し…」
「じゃあ、今日仕事終わったら俺ん家行こう。いいよな?」
俺は彼女を抱き締めたまま、そう聞く。
朱里は戸惑いながら、俺を見上げる。
「……朱里」
「……えぇ、いいわよ。じゃあ、仕事終わったら………んっ」
彼女が可愛すぎて、俺は思わずキスを落とした。
回りからキャーッ!と声が上がる。
朱里の大きな瞳が潤む。
好きだ、朱里……。