リフレイン〜3rd Season〜

「……あたしも悪かったわ、健太。でもね、別にアンタが嫌でするのを拒否ってたワケじゃないの。アンタが誘ってくる日は…めちゃくちゃタイミングが悪かったのよ」




「え?タイミングが悪い?」




健太はキョトンとした。




分かれよ健太(笑)!




「あーもう!だからぁ…アンタが誘ってくる日は決まって、あたしが女の子の日の時だったのよ」




あーあ、朱里に言わせてるし。
ほらー朱里めっちゃ恥ずかしそうじゃん!!




「あ…あ〜!そゆことな!てか俺マジタイミング悪いな!」




健太は申し訳なさそうに苦笑いをした。




「健太!笑ってる場合じゃないわよ!水樹に謝りなさい!!ったく、変なことを……ごめんなさいね、水樹…」




朱里はあたしを見ると眉を下げた。




「あははっ!大丈夫だよ〜♪健太なんていつもこんなカンジじゃん」




あたしは笑いながら健太を見た。



「まぁそうね。」




朱里も同意したように健太を見た。




「ちょっ!お前ら何言って……」




「健太」




朱里はズイッと健太に顔を近付けた。




すると健太は顔を赤くして、朱里の綺麗な顔を凝視した。




「な、なに…?」




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