リフレイン〜3rd Season〜

「SPの子なの?」




「ううん、三係の庶務してるんだってさ。今朝、駐車場で会って話し掛けられたんだ」




あたしはハァーッと息を吐いた。



どうしよう…。
もし宮下が潤に迫ったりしちゃったら…。




潤…どう対応するのかな……?




「大丈夫よ。潤はそんな奴じゃないでしょう?」




朱里はあたしの肩をポン、と叩いた。




「そうだよね…。あたしが信じてあげなきゃ…」




「もしまた変なこと言ってくるようなら、こっちもこっちで考えなきゃよね。どっちにしろあたし達はSP、あっちはただの庶務よ(笑)?」




朱里はおかしそうに笑った。




その言葉にあたしもおかしくなっちゃって、笑ってしまった。




朱里って意外と腹黒い(笑)?




「ありがとね、朱里!なんか元気出た♪」




「ふふっ。それは良かったわ」




朱里は上品に微笑んだ。




警護中にも関わらず、あたし朱里に何相談してんだろ(笑)。




けど少しは心が軽くなったよ。




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